令和元年度 加賀市医療センター 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 227 53 74 107 175 244 528 1194 1253 430
平成31年4月1日から令和2年3月31日までの、DPC対象退院患者数は、延べ4,285人でした。
このうち70歳以上の方は延べ2,877人で、約67.1%と高い割合となっています。(昨年:約65.1%)
加賀市の高齢化も進んでおり、総人口に対する70歳以上の方が占める割合が約26.9%(令和2年4月1日現在)です。また、100歳以上の方も40人います。今後も、このような傾向が続いていくと予想されます。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 78 24.17 20.84 11.54 84.06
050130xx99000x 心不全 68 31.69 17.71 10.29 84.75
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上・A-DROPスコア2) 58 19.00 15.17 1.72 85.14
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 51 12.45 9.79 9.80 80.18
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 43 3.23 3.01 0.00 70.56
一番に多かったのは、主に誤嚥性肺炎の治療を行った患者さんです。この疾患の原因は、脳梗塞などの後遺症や加齢による嚥下能力の衰えのため、食べ物や唾液などが気管内に入り込み呼吸症状や発熱を引き起こしています。
二番目に多かったのは、主として心不全の治療を行った患者さんです。手術や心臓カテーテル検査などは行わず、副傷病もない分類です。平均年齢は84.75歳と高く、平均在院日数は全国より約14日間ほど長くなっています。これは、心不全の他にも疾患を持っている高齢者の方が多く、その疾患に対する治療も併せて行うためです。
三番目に多かったのは、75歳以上の後期高齢者の市中肺炎(医療機関外の日常生活で発症する肺炎)の患者さんです。
四番目に多かったのは、胆管結石、胆管炎の疾患で、主に経皮的又は内視鏡を使用した手術を行った患者さんです。
五番目に多かったのは、狭心症、慢性虚血性心疾患で、心臓カテーテル検査を行った患者さんです。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 34 5.21 6.19 0.00 0.85
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(出生時体重2500g以上) 24 4.67 6.17 8.33 0.00
040100xxxxx00x 喘息 23 4.96 6.64 0.00 4.04
150040xxxxx0xx 熱性けいれん 17 2.29 3.81 0.00 2.65
080270xxxx0xxx 食物アレルギー(小児食物アレルギー負荷検査) 17 1.00 2.48 0.00 3.06
一番多かったのは、呼吸器感染症で入院した患者さんです。そのうち、約56%の患者さんはRSウイルス細気管支炎であり、9月以降に入院が集中しています。感染症流行による季節性があることがうかがえます。
二番目に多かったのは、妊娠期間短縮、低出生体重に関連する障害の患者さんです。新生児黄疸や新生児一過性頻呼吸などが含まれます。
三番目に多かったのは、喘息で入院した患者さんです。喘息による発作を起こし、緊急で入院されています。
四番目に多かったのは、熱性けいれんで入院した患者さんです。この疾患のほとんどの患者さんは、救急搬送されて入院となっています。
五番目に多かったのは、食物アレルギーの検査入院で、日帰り入院となっています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 60 6.53 4.85 0.00 70.72
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 52 9.96 8.89 5.77 72.04
060150xx03xxxx 虫垂炎 31 6.52 5.45 3.23 39.81
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 26 10.08 7.13 0.00 66.50
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 24 24.83 15.02 0.00 72.92
一番多かったのは、鼠径ヘルニア手術の入院で、約83.3%は腹腔鏡下による手術です。
二番目に多かったのは、腸閉塞に対して手術は行わず、点滴等の保存的加療を行った分類です。腹痛や嘔吐などにより救急センターを受診し、そのまま入院となるケースが多いです。
三番目に多かったのは、虫垂周囲に膿瘍を伴わない虫垂炎で入院し、虫垂を摘出する分類です。ほとんどが腹腔鏡下による手術です。
四番目に多かったのは、胆嚢炎で入院し、胆嚢を摘出する分類です。原因は、胆石によるものがほとんどで、手術は全て腹腔鏡下によるものです。
五番目に多かったのは、結腸の悪性腫瘍で入院し、結腸を摘出する分類です。手術の約83.3%は腹腔鏡下によるものです。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 107 54.22 25.94 13.08 82.51
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 58 34.43 23.56 0.00 75.98
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 43 25.28 19.40 34.88 81.65
160980xx99x0xx 骨盤損傷 29 37.31 19.59 20.69 82.76
160760xx97xxxx 前腕の骨折 26 13.54 5.54 0.00 65.00
当院の平均在院日数が、全国と比較して長くなっているのは、急性期病棟だけではなく、リハビリを行う回復期リハビリテーション病棟などの在院日数が含まれているためです。
一番多かったのは、股関節大腿近位骨折で、高齢の方が転倒し骨折した際に起こる疾患です。平均年齢は82.5歳となっています。手術は、骨折観血的手術や人工骨頭挿入術を行い、術後早期に回復期リハビリテーション病棟でのリハビリを開始し、寝たきり防止に努めています。
二番目に多かったのは、変形性膝関節症で入院し、人工関節置換術の手術を行った分類です。この疾患は加齢により関節の軟骨がすり減り、関節が変形することが原因です。
三番目に多かったのは、胸椎と腰椎以下の骨折損傷で、手術は行わずにコルセット等で固定する保存的加療を行った場合の分類です。骨粗鬆症などの患者さんが転倒など外部からの衝撃で胸椎や腰椎の椎体と呼ばれる部分がつぶれてしまう圧迫骨折のケースがほとんどです。この分類も高齢者の割合が多く、平均年齢は81.7歳となっています。
四番目に多かったのは、骨盤損傷で手術を行わずに保存的加療を行った場合の分類です。高齢者の恥骨骨折や坐骨骨折がほとんどです。
五番目に多かったのは、前腕(肘から手首まで)の骨折で、手術を行った分類です。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)定義副傷病名なし 54 35.43 16.13 3.70 73.85
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術あり 29 18.24 9.67 3.45 81.48
010230xx99x00x てんかん 24 28.71 7.10 8.33 58.04
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)定義副傷病名あり 14 51.00 18.24 14.29 76.07
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 14 21.07 7.34 7.14 65.64
当院の平均在院日数が、全国と比較して長くなっているのは、急性期病棟だけではなく、リハビリを行う回復期リハビリテーション病棟などの在院日数が含まれているためです。
一番多かったのは、脳梗塞発症後3日以内に入院になった患者さんで、入院時に意識が清明で(JCS(意識障害の深度)が10未満)、入院中エダラボン(脳保護剤)を使用した場合の分類です。手術は実施せず、薬剤投与を中心とした加療を行っています。脳梗塞以外の合併症がない患者さんです。また、急性期病棟のみの平均在院日数は14.8日です。
二番目に多かったのは、外傷などによる頭蓋・頭蓋内損傷で、開頭手術以外の手術を行った場合の分類です。ほとんどが、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術を行った患者さんで23件です。
三番目に多かったのは、てんかんで発作を起こし、抗けいれん薬の投与を行った分類です。意識障害などの症状で、救急センターを受診し、そのまま入院となるケースが多いです。
四番目に多かったのは、一番多かった疾患と同じですが、心房細動などの合併症を伴っている分類です。平均在院日数も約15.5日長くなっています。また、急性期病棟のみの平均在院日数は20.8日でした。
五番目に多かったのは、二番目に多かった疾患と同じで、手術を行わず保存的に治療をした分類です。

産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120140xxxxxxxx 流産 14 1.00 2.51 0.00 35.14
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 13 5.08 19.06 15.38 25.92
120165xx99xxxx 妊娠合併症等 9 11.89 11.79 0.00 26.78
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 - - 3.13 - -
120110xx99xx0x 子宮・子宮附属器の炎症性疾患 - - 8.09 - -
一番多かったのは、流産の分類です。入院当日に流産手術を行い、同日に退院となります。
二番目に多かったのは、早産、切迫早産の分類です。NSTを装着し、子宮収縮を抑制する点滴で治療を行っています。
三番目に多かったのは、妊娠の合併症の分類です。つわりの症状が重い妊娠初期の方に点滴治療を行っています。
※四番目以降の分類は、年間患者数が10件に満たないため、省略します。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり(片眼) 74 3.12 2.78 0.00 76.22
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり(両目) 57 13.46 5.09 0.00 76.98
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 5 4.60 3.10 0.00 73.40
020220xx97xxx0 緑内障 手術あり(片眼) - - 7.53 - -
020220xx97xxx1 緑内障 手術あり(両眼) - - 11.42 - -
一番多かったのは、白内障で片眼の手術を行った分類です。
二番目に多かったのは、一番多かった疾患と同じで、両眼の手術を行った分類です。
三番目に多かったのは、眼瞼下垂の手術を行った分類です。
※四番目以降の分類は、年間患者数が10件に満たないため、省略します。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 18 11.67 12.55 0.00 70.61
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 8 8.13 9.00 0.00 72.63
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹 6 9.00 10.81 0.00 74.33
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 - - 15.48 - -
080090xxxxxxxx 紅斑症 - - 10.05 - -
皮膚科入院される患者さんのうち、53.0%の患者さんは急性期病棟以外の地域包括ケア病棟に入院されています。
一番多かったのは、膿皮症で入院し、薬剤投与を行った分類です。蜂窩織炎による疾患がほとんどです。
二番目に多かったのは、帯状疱疹で薬剤投与を行った分類です。
三番目に多かったのは、薬疹や中毒疹で薬剤投与を行った分類です。
※四番目以降の分類は、年間患者数が10件に満たないため、省略します。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
11012xxx040x0x 上部尿路疾患 43 2.42 2.64 0.00 63.86
110070xx02020x 膀胱腫瘍 35 9.54 7.25 0.00 75.89
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 35 12.14 12.58 5.71 81.20
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 34 10.68 8.52 0.00 72.59
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 28 3.00 2.49 0.00 75.36
一番多かったのは、腎や尿管結石で体外衝撃波結石破砕術を行った分類です。
二番目に多かったのは、膀胱悪性腫瘍(膀胱がん)の患者さんに、内視鏡の先についた電気メスで患部の切除を行う分類です。
三番目に多かったのは、主に腎臓から尿道まで、尿路の感染症の治療を行った分類です。
四番目多かったのは、前立腺肥大症で経尿道的に手術を行った分類です。
五番目多かったのは、前立腺の悪性腫瘍疑いで生検を目的に入院となった分類です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 27 - - - 17 18 1 8
大腸癌 - 14 21 11 18 21 1 8
乳癌 - 10 - - - - 1 8
肺癌 - - - - 12 - 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
日本で最も多い5つのがん(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)の初発のUICC病期(Stage)分類別、および再発に分けて集計しています。
当院では、胃癌や大腸癌に対する治療を積極的に行っています。
内視鏡検査などで癌の早期発見ができるようになり、StageⅠの患者さんは、ほとんどが内視鏡下で切除をしています。身体への侵襲が少なく、早期に退院となっています。
当院では、癌に対する診断から手術、抗がん剤治療、術後の経過観察まで切れ目無く行っております。入院だけではなく、外来で抗がん剤治療を積極的に行っています。癌疼痛管理を含めた終末期医療を過不足無く充分に行っております。

○年間患者数が10件に満たない項目は、- (ハイフン)で表しています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 132 20.04 82.53
重症 41 22.78 84.29
超重症 20 20.45 82.50
不明 - - -
成人の市中肺炎(医療機関外の日常生活で発生する肺炎)は、中等症の患者さんが最も多く、ほとんどが後期高齢者で、中等症、重症、超重症ともに平均年齢80歳以上となっており、軽症は平均年齢53.4歳となっています。

※A-DROP判定とは・・・
肺炎の重症度を簡易に判定するための評価法です。
この評価をもとに、治療環境(入院か外来か等)を判断しています。

A(Age=年齢):男性70歳以上、女性75歳以上
D(Dehydration=脱水):BUN 21mg/dl以上または脱水あり
R(Respiration=呼吸):SpO2 90%以下(PaO2 60torr以下)
O(Orientation=見当識):意識障害あり
P(Pressure=血圧):血圧(収縮期)90mmHg以下
---------------------------------------------
上記項目ごとに当てはまる場合、1点と数え、全ての項目の点数合計をスコアとします。
ただし、ショックがあれば1項目のみでも重症とします。

スコア0:軽症(外来治療)
スコア1・2:中等症(外来または入院治療)
スコア3:重症(入院治療)
スコア4・5:超重症(ICU等で入院治療)

○年間患者数が10件に満たない項目は、- (ハイフン)で表しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 170 50.16 77.15 15.34
その他 19 47.63 79.89 3.17
脳梗塞は、発症から3日以内に入院される患者さんがほとんどです。平均年齢は77歳で、高齢の方が多くなっています。また、当院では急性期脳梗塞の患者さんに対して、詰まった脳の血管内の血栓を溶かす血栓溶解療法(tPA静注療法)を行っています。血流再開は早いほど、症状が回復し、後遺症が軽くなる可能性も高くなります。
発症日がその他で入院された患者さんは、脳梗塞の発症から何らかの理由により、発症3日以内に来院できなった人数です。
当院では、回復期リハビリテーション病棟を有しており、急性期から回復期まで脳梗塞の治療をおこなう事が可能です。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 44 5.70 10.02 2.27 76.02
K654 内視鏡的消化管止血術 27 1.52 12.81 7.41 69.93
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 26 1.04 7.38 0.00 76.50
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 26 2.81 20.50 15.38 81.46
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみ) 23 3.26 9.65 13.04 77.57
一番多かったのは、カテーテル(管)を手の動脈などから挿入し、動脈内に沿って心臓の冠動脈の狭窄部分に到達させ、ステントと呼ばれるパイプのようなものを留置する手術です。
二番目に多かったのは、胃や大腸などの消化管の出血に対して、内視鏡を使って止血をする手術です。出血部分を特殊なクリップで挟んだり、高周波で焼灼する方法があります。
三番目に多かったのは、早期胃癌(粘膜内にとどまっている癌)に対して、内視鏡下で切除する手術です。
四番目に多かったのは、内視鏡を使って、胆道の狭窄部分にパイプのようなステントを留置する手術です。
五番目に多かったのは、内視鏡を使って、胆管の出口にあたる乳頭部に電気メスで切開し、広げる手術です。

外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 54 1.02 8.93 0.00 68.80
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 50 1.48 4.20 0.00 70.20
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) 29 0.31 5.48 3.45 43.66
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 24 4.79 21.67 0.00 75.00
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 11 1.55 14.45 9.09 73.82
一番多かったのは、腹腔鏡下胆嚢摘出術です。胆石性胆のう炎などに対し腹腔鏡を使って胆嚢を摘出する手術です。
二番目に多かったのは、腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術です。鼠径ヘルニアの患者に対し、腹腔鏡を使ってヘルニアの修復を行う手術です。
三番目に多かったのは、腹腔鏡下虫垂切除術です。虫垂炎の患者さんに対して、腹腔鏡を使って虫垂を摘出する手術です。
四番目に多かったのは、腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術です。腹腔鏡を使って結腸の悪性腫瘍を摘出する手術です。
五番目に多かったのは、術前診断で腋窩リンパ節転移の少ない乳癌に対し、乳房を残さず摘出する手術です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 123 2.69 52.18 13.82 82.23
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 84 1.64 30.08 0.00 74.76
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿) 43 2.02 25.58 0.00 71.70
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) 33 5.36 54.88 9.09 81.97
K0463 骨折観血的手術(鎖骨、膝蓋骨、手、足、指(手、足)) 13 2.54 23.08 0.00 66.08
一番多かったのは、骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿)です。骨折した部分を開いて内固定を行う手術です。123件のうち98件が大腿骨の骨折で、高齢の方の転倒によって起こることがほとんどです。
二番目に多かったのは、人工関節置換術(肩、股、膝)です。あらゆる疾患が原因で、痛んでしまった関節を人工関節に置き換える手術です。
三番目に多かったのは、一番目に多かった手術と同じですが、前腕や下腿の骨折です。
四番目に多かったのは、人工骨頭置換術です。ほとんどが大腿骨の骨折が原因で、大腿骨を切除し、人工骨頭に置き換える手術です。
五番目に多かったのは、一番目に多かった手術と同じですが、鎖骨や膝蓋骨、四肢の骨折です。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 27 3.67 16.74 7.41 79.89
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 9 1.44 141.67 33.33 71.56
K1742 水頭症手術(シャント手術) 4 41.75 54.25 25.00 65.50
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 - - - - -
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) - - - - -
一番多かったのは、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術です。頭皮の一部を切開し、頭蓋骨に穴をあけ、カテーテルで血腫を吸引除去、洗浄する手術です。
二番目に多かったのは、頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内)です。開頭し、頭蓋内血腫を除去する手術です。
三番目に多かったのは、水頭症という脳の中に水がたまる病気に対する手術で、たまった水を管を使って体内の他の場所へ逃がしてあげる手術です。
四番目以降の手術は、年間患者数が10件に満たないため、省略します。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 131 0.47 6.15 0.00 76.55
K2686 緑内障手術(水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術) 7 0.57 8.00 0.00 76.43
K2682 緑内障手術(流出路再建術) 6 0.67 12.83 0.00 76.83
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) - - - - -
K2193 眼瞼下垂症手術(その他) - - - -
一番多かったのは、水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他)です。主に白内障の患者に対して、眼内レンズの挿入を行う手術です。
二番目に多かったのは、水晶体再建術と同時に眼内ドレーン挿入を行う手術です。
三番目に多かったのは、緑内障手術(流出路再建術)です。トラベクロトミーとも言われています。
四番目以降の手術は、年間患者数が10件に満たないため、省略します。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K768 体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 49 0.80 1.45 2.04 64.61
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 41 1.20 7.88 0.00 76.59
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 18 3.22 6.78 5.56 69.50
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 16 1.06 8.06 0.00 70.81
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 15 1.00 9.87 0.00 73.87
一番多かったのは、体外衝撃波腎・尿管結石破砕術です。装置を使い体外衝撃波を体の外から当て、尿管結石を破砕する手術です。開腹や内視鏡を使った手術に比べ患者さんの体に負担がかかりません。
二番目に多かったのは、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)です。内視鏡の先についた電気メスで膀胱腫瘍の切除を行う手術です。
三番目に多かったのは、経尿道的尿路結石除去術(レーザー)です。内視鏡の先についたレーザーで尿路結石を除去する手術です。
四番目に多かったのは、経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー)で、前立腺肥大症に対する手術です。ホルミウムレーザーとは、内視鏡の先についたレーザーメスのことで、肥大した前立腺を切除する手術です。
五番目に多かったのは経尿道的前立腺切除術(電解質溶液利用)で、四番目に多かった手術と同じで、前立腺肥大症に対する手術です。電解質溶液とは、生理食塩液のことで身体にやさしい薬剤を使用しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 10 0.23
180010 敗血症 同一 15 0.35
異なる 23 0.54
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
播種性血管内凝固症候群
元来、正常な血管内では、血液が凝固しないような仕組みを持っていますが、重症の基礎疾患のために血液凝固が全身の血管内で起こる病態です。

敗血症
細菌感染症によって引き起こされる全身性炎症反応の重症な病態です。入院後に発症するケースが多くなっていますが、高齢者の入院患者が多いためと思われます。

真菌症
真菌(かび)が種々の臓器に定着することに起因する感染症です。

手術・処置等の合併症
手術や処置等により、一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染、透析シャント狭窄などが挙げられます。当院では、最も医療資源を投入した病名と入院契機病名が同一である症例がほとんどです。

○年間患者数が10件に満たない項目は、- (ハイフン)で表しています。
更新履歴