研修理念・基本方針

臨床研修の理念

  1. 医師としての人格を涵養し、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、日常診療で頻繁に関わる疾病や傷病に対し、適切に全人的な対応ができるよう、プライマリ・ケアの基本的な診療能力を身につける。
  2. チーム医療を実践するために、多職種の機能を理解する。院内の職員と共に、診療において関わり得る救急隊員や警察官、ソーシャルワーカーなどの職員、患者・家族などの地域住民が指導者であることを自覚し、相互に高め合うことで医療の質を向上させ、地域住民の健康を守る。
  3. 地域で完結できる医療と高次医療機関で行うべき医療との関わりを通して、医師としてのキャリア形成を支援する。

臨床研修の基本方針

本院は地域の救急搬送を全て応需する唯一の急性期病院であるが、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟を有する地域中核病院であり、各医療機関との連携により在宅医療の支援を行っており、地域医療における包括的な実践研修ができることが特徴である。特に患者さんの心理、さらには社会的側面や家族関係なども含めて幅広く考慮しながら、個々人にあった全人的な医療、介護を提供できるように各スタッフと連携・協力し、そのための初期医療の知識や技術および対応を身につけ、地域医療を実践できる人材を育成する。

NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)による認定

当院は、NPO法人卒後臨床研修評価機構(略称:JCEP)による第三者評価を受審し、令和5年2月1日付で【 4年 】認定を受けました。(石川県内2番目、北陸3県では3番目の認定です)
JCEPは国民に対する医療の質の改善と向上をめざすため、臨床研修病院における研修プログラムの評価や人材育成等を行い、公益の増進に寄与することを目的とする第三者評価機構です。

当院は、「指導医の教育意識は高く、指導者も研修医を温かく見守り、少数の研修医が伸びのびと研修しています。これらは望ましい環境であり高く評価できます。」との評価をいただきました。

指摘のあった点を改善し、今後も引き続き、研修病院としての質の向上に努めてまいります。

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